システムと伴走が一体の「AXプラットフォーム5社」を比較

システムと伴走が一体の「AXプラットフォーム5社」を比較

AXプラットフォームとは、AIを業務に組み込むためのシステムと、それを現場に定着させるための伴走支援をひとまとめにして提供するサービスです。

生成AIの導入は大企業を中心に広がりましたが、効果が業務効率化にとどまり、業務そのものを変えるところまで至っていない企業は少なくありません。そんな中で、ツールを入れるだけでは進まないAX(AIトランスフォーメーション)を、システムと人の両面から進める手段として、AXプラットフォームが注目されています。

代表的なAXプラットフォームとして、以下の5つのサービスが挙げられます。

① 株式会社Kiva「SamuraiAX」

② 株式会社SQUEEZE「AXプラットフォーム」

③ ファビュラ株式会社「AX Platform」

④ 日本電気株式会社(NEC)「AI Platform Service」

⑤株式会社リグリットパートナーズ「AXコンサルティングサービス」

中でも、株式会社Kivaが提供する「SamuraiAX(サムライ えーエクス)」は、企業がすでに使っているMicrosoft 365を土台に、Claude、Gemini、ChatGPTなどのAIモデルを連携させて業務をワークフロー化し、AX顧問とAXスペシャリストが戦略策定から定着までを伴走する、大手企業向けのAXプラットフォームです。

SamuraiAX 公式サイト

この記事では、AXプラットフォーム「SamuraiAX」の開発を手がける株式会社Kivaに所属する筆者が、AXプラットフォームとは何かを詳しく解説するとともに、AXプラットフォームを提供する5社の比較から、導入の際に確認すべきポイントまで紹介してまいります。

AXプラットフォームを提供する主要5社を比較

まずは、AXプラットフォームを提供する代表的な5社を比較紹介します。

なお、「AXプラットフォーム」という呼称は、提供している企業によって指すものが異なります。本記事では、AIを業務に組み込むための土台と、定着までの伴走支援を組み合わせて提供しているものを広く「AXプラットフォーム」として扱います。

◆AXプラットフォーム提供5社の比較

企業/サービス

提供物

伴走の内容

対象企業・業界

① 株式会社Kiva「SamuraiAX」

自社システム(Microsoft 365と連携し、Claude・Gemini・ChatGPTを使うAXワークフロー基盤)

AX顧問・AXスペシャリストが、業務棚卸しからロードマップ策定、実装、定着までを支援

大手企業(業界の限定なし)

② 株式会社SQUEEZE 「AXプラットフォーム」

自社システム(クラウド型ホテル運営システム「suitebook」、モバイルチェックイン、KIOSK端末など)

企画・コンサルティング、戦略立案・プロジェクト進行、システム導入・開発、オペレーション設計、ホテル運営受託、収支レポート・データ分析、運用サポート

観光・宿泊業界

③ ファビュラ株式会社 「AX Platform」

研修コンテンツ、独自指標「AXスコア」、定例面談を組み合わせた12ヶ月の組織変革プログラム。特定のAIツールに依存しない設計で、ツール環境整備はプログラム内で実施

経営者向けセッション、全社員研修、部門別の業務改善サイクル、評価制度へのAI活用度の組み込み、月次のAXスコア測定と定例面談

経営者・管理職・現場社員(業界の限定なし)

④ 日本電気株式会社(NEC) 「AI Platform Service」

自社システム(100以上のAI機能群を集約した基盤。ソフトウェア版とAIaaS版)

別サービス「AIディスカバリープログラム+」(2〜4か月)で、6観点のアセスメント、AI活用方針の策定、重点業務の特定、ロードマップ作成、AIガバナンスの提言を支援

AIを活用した業務変革を目指す企業(オンプレミス・ハイブリッド環境にも対応)

⑤ 株式会社リグリットパートナーズ 「AXコンサルティングサービス」

他社基盤(米Workato社のAIエージェント統合プラットフォーム)

AX戦略・構想策定、Workato構築とAI連携、現場定着・チェンジマネジメント・市民開発者育成。FDEが現場に入り実装から定着まで支援

製造・建設・金融など。厳格なセキュリティ・ガバナンス要件を持つ日本企業を想定

出典:Kiva、SQUEEZE、Fabula、NEC(AI Platform Service、AIディスカバリープログラム+)、リグリットパートナーズ(プレスリリース)

以下に、1社ずつ詳しく解説します。

① 株式会社Kiva「SamuraiAX」

SamuraiAXは、株式会社Kivaが提供するAXワークフロー基盤です。企業がすでに使っているMicrosoft 365を土台に、Claude、Gemini、ChatGPTなどのAIモデルを連携させ、問い合わせ対応や請求書集計、競合調査といった業務をワークフローとして自動化します。

社内データを別の環境に移さずに使える点が、基盤としての特徴です。

伴走支援は、AX顧問とAXスペシャリストが担います。業務の棚卸しと優先度の設定から始め、投資対効果をもとにロードマップを策定したうえで、PoC、展開、最適化へと進めます。顧問には大手企業の経営層やCIOの経験者が名を連ねており、業務成果を基準にした支援を掲げています。

対象は大手企業です。エンタープライズプランでは、既存システムとの統合やセキュリティ要件に合わせた個社開発を専任チームが行います。

出典:SamuraiAX(株式会社Kiva)

② 株式会社SQUEEZE「AXプラットフォーム」

SQUEEZEのAXプラットフォームは、宿泊・観光業界に特化した仕組みです。自社開発のクラウド型ホテル運営システム「suitebook」を中心に、モバイルチェックインやKIOSK端末などのプロダクトを展開し、予約・顧客管理から清掃、収益管理、会計までをひとつのプラットフォームで扱います。

伴走の範囲は、初期フェーズの企画・コンサルティングや戦略立案から、導入フェーズのシステム導入・開発とオペレーション設計、運営フェーズのホテル運営受託、収支レポート・データ分析、運用サポートまでにわたります。

システムを納めるだけでなく、自社でホテルを運営して得た知見をもとに、現場の運営設計まで入り込む点が特徴です。

なお、同社はAXを「Agent Experience」と定義しており、現場スタッフの業務効率化とホスピタリティの質の両立を目的に掲げています。

出典:AXプラットフォーム(株式会社SQUEEZE)

③ ファビュラ株式会社「AX Platform」

Fabulaの「AX Platform」は、AIツールではなく、全社員のAI活用を業務・評価制度・ルールに組み込むための12ヶ月のプログラムです。対象は経営者、管理職、現場社員で、業界の限定はありません。

提供物は、動画形式の全社員向け基礎研修、現場向けと管理職向けの実践研修、月次で到達度を測る独自指標「AXスコア」、月1回の定例面談とチャット相談で構成されます。

特定のAIツールに依存しない設計で、ツール環境の整備はプログラム内で行います。

伴走は3つのステップで進みます。1〜2ヶ月目に経営者向けセッションとAI利用方針の策定、3〜6ヶ月目に部門ごとの業務改善サイクル、7〜12ヶ月目にAI活用度の人事評価への組み込みと、外部支援なしで続く運用体制づくりです。

出典:AX Platform(ファビュラ株式会社)

④ 日本電気株式会社(NEC)「AI Platform Service」

NECの「AI Platform Service」は、アプリケーション・AIエージェント、モデル・連携プロトコル、データ連携・統合など、AI活用に必要な機能を集約したプラットフォームです。

40以上のNEC独自機能とパートナー企業の技術を合わせて100以上のサービス機能で構成され、クラウドとオンプレミスのどちらにも実装できます。

Cisco AI Defenseと独自技術を組み合わせ、ネットワーク層からアプリケーション層までガバナンスを確保する設計です。提供形態はソフトウェア版とAIaaS版の2種類で、2026年5月末から順次提供されています。

伴走支援は、AI Platform Serviceとは別のコンサルティングサービス「AIディスカバリープログラム+」で提供されます。

会社方針、ビジネス活用、ガバナンス、システム、データ、組織・人材の6観点で企業のAI活用レベルを可視化し、AI活用方針の策定、重点業務の特定、全社展開のロードマップ作成、AIガバナンスの提言を2〜4か月で行います。

対象は、AIを活用した業務変革を目指す企業です。

出典:AI Platform Service、AIディスカバリープログラム+(日本電気株式会社)

⑤ 株式会社リグリットパートナーズ「AXコンサルティングサービス」

リグリットパートナーズは、自社ではシステムを持たず、米Workato社のAIエージェント統合プラットフォームを採用しています。

Workatoは、社内に分散するSaaS、オンプレミスシステム、データベースをノーコード・ローコードで連携させ、ワークフローにLLMやAIエージェントを組み込めるプラットフォームです。同社は2026年9月にWorkatoとビジネスパートナー契約を締結しました。

伴走の内容は、AX戦略・構想策定、Workatoの構築とAI連携のエンジニアリング、現場定着・チェンジマネジメント・市民開発者の育成の3つです。

特徴は、FDE(Forward Deployed Engineer)と呼ばれるエンジニアが顧客の現場に入り、ワークフローの構築から業務への組み込み、運用・定着までを一貫して担う体制にあります。

対象は製造・建設・金融などの業界で、厳格なセキュリティ・ガバナンス要件を持つ日本企業を想定しています。

出典:PR TIMES(株式会社Re-gritPartners)「リグリットパートナーズがAIエージェントプラットフォーム「Workato」と提携、AXコンサルティングを強化」

AXプラットフォームとは「AIを業務に組み込む環境」と「定着支援」をひとまとめにしたサービス

AX(AI Transformation)は、AIを一部の作業に使うことではなく、業務全体をAIが自動で実行する前提で設計し直す取り組みを指します。

AXプラットフォームは、業務がAI前提で動き続けている状態をつくり、維持するために必要なものをひとまとめにしたサービスです。

なお、AXの定義や背景、DXとの違いについては、下記記事で詳しく解説していますので、「まずはAXについて知りたい」という方はぜひご覧ください。

関連記事:AXとは「AI導入で業務や事業の進め方を変える取り組み」

AXプラットフォームは、「AI実行」と「統制」と「伴走」の3つで構成されます。

◆AXプラットフォームの構成要素

構成要素

形態

何をするか

含まれるもの

AI実行

システムの機能

業務のデータやシステムにAIをつなぎ、ワークフローとして処理を実行する

AIモデル連携、既存システム・データ接続、ワークフローの構築と実行

統制

システムの機能

AIの処理結果を人が確認できるようにし、実行の記録を残す

人の承認、監査ログ、権限管理

伴走

人の活動

どの業務から始め、どう広げ、現場に根づかせるかを決めて進める

戦略策定、実装、定着

AI実行と統制は、プラットフォームがシステムとして備える機能です。AI実行の機能がなければAIを業務に組み込めず、統制の機能がなければAIの処理結果を確認する作業が個人の運用任せになります。

伴走は、提供企業の人が担う部分です。どの業務から始めるか、どの順で広げるか、現場で使われ続ける状態をどうつくるかは、システムだけでは決まりません。

システムと人の両方がそろって初めて、業務がAI前提で動き続ける状態を維持できるため、AXプラットフォームはこの3つをひとまとめにして提供されます。

AXコンサルティングとの違いは「実行するシステム」を持つかどうか

ここでは、AXプラットフォームと混同されやすい「AXコンサルティング」との違いについて解説します。以下に両者の違いをまとめましたのでご覧ください。

◆AXコンサルティングとAXプラットフォームの違い

観点

AXコンサルティング

AXプラットフォーム

提供物

戦略策定、推進支援などの人的サービス

システムと人的支援の両方

AI実行

持たない

備えている

統制

持たない

備えている

伴走

あり

あり

実装の進め方

戦略策定のあと、別途ツールを選定して実装する

戦略策定から実装まで同じ提供元で進める

実装後の責任

ツールの提供元とコンサルティング会社に分かれる

1つの提供元が負う

AXコンサルティングは、どの業務からAIを導入するか、推進体制をどう組むか、といった判断を支援するサービスです。経営課題の整理や現状の棚卸しなど、上流の工程に強みがあります。

ただし実行するシステムを持たないため、戦略が固まったあとは、利用企業が別途ツールを選定して実装する必要があります。

このとき、戦略策定と実装の提供元が分かれることで、戦略で決めた内容がツールの制約で実現できない、実装後の改善をどちらに相談すべきかが曖昧になるなどの問題が起きやすくなります。

AXは一度導入して終わりではなく、業務の変化に合わせてワークフローを見直し続ける取り組みですから、見直しのたびに複数の提供元をまたぐ調整が発生すると、変更の速度が落ちます。

その点、AXプラットフォームは、戦略策定から実装、定着までを1つの提供元が担うため、この分断が起きません。

とはいえ、AXコンサルティングが適さないわけではなく、すでに社内にAI開発の体制やツールがあり、判断の部分だけを補いたい企業であれば、コンサルティングのみでも問題はないでしょう。

もし、実装の手段を社内に持たず、戦略と実装をまとめて外部に頼りたい企業であれば、AXプラットフォームのほうが合います。

つまり、AXコンサルティングは「何をすべきか」を決める支援、AXプラットフォームはそれを決めたうえで「実際に動かす」ところまでを担うサービス、というのが両者の違いになります。

AXプラットフォーム導入における4つの確認ポイント

ここでは、AXプラットフォームを導入する際に確認しておきたい4つのポイントについて解説します。

ポイント① 自社にAI開発の体制があるかでプラットフォームを選ぶ

最初に確認するポイントは、その提供元が何を提供物としているかです。

本記事の事例で紹介した通り、サービスによって、自社でシステムを開発して伴走と組み合わせている場合、他社の製品を採用して自社の支援と組み合わせている場合、システムを持たず研修や制度設計のプログラムを提供している場合があります。

どの形が合うかは、自社にAIの開発や運用を担える体制があるかで決まります。体制があれば、他社基盤型やプログラム型でも社内で実装を進められます。

冒頭に紹介した5社では、Workatoの構築と定着支援を担うリグリットパートナーズの「AXコンサルティングサービス」、研修と評価制度の設計で全社への浸透を担うファビュラの「AX Platform」がこれに当たります。

逆に体制がなく、戦略から実装までをまとめて外部に頼りたいのであれば、システムと支援を同じ提供元が担う形が向きます。

業界を問わず、システムと伴走を1つの提供元でそろえたい場合に当てはまるのはKivaの「SamuraiAX」です。ここで自社に合ったプラットフォームを選ぶことで、戦略と実装の分断を避けることができます。

ポイント② 既存システムとの接続とAIモデルの選択肢を確認する

AIを業務に組み込むには、業務のデータや既存システムとつながっている必要があります。確認すべきは、いま使っている業務システムやファイルにそのまま接続できるか、それともデータを別の環境に移す必要があるか、という点です。データの移動が必要になると、セキュリティ審査や運用の手間が増えます。

あわせて、使えるAIモデルが特定の製品に固定されていないかも見ておきます。AIモデルは短い期間で更新されるため、業務ごとに適したモデルを選べる仕組みのほうが、長く使い続けられます。

また、ワークフローを作る作業を非エンジニアが行えるかどうかも、現場での広がりやすさに関わります。

ポイント③ 人の承認と実行の記録が標準で備わっているかを確認する

AIの処理結果をそのまま業務に反映させると、誤った判断が流れ込んだときに気づけません。そのため、以下の点を確認する必要があります。

◆統制について確認する3点

・AIの処理と人の確認の間に承認の段階を設けられるか

・誰がいつ何を実行したかの記録が残るか

・部門や役職ごとに権限を分けられるか

この3点は、公開情報だけでは判断しにくい部分です。標準機能なのか、追加費用がかかるオプションなのかも含めて、資料請求や商談の段階で具体的に確認しておきましょう。

ポイント④ 戦略策定から定着までのどこまでを担うかで比べる

伴走の内容は提供元によって幅があります。戦略策定までを担うもの、実装までを担うもの、定着まで担うものがあり、期間も数か月のものから1年かけるものまであります。

比べる際には、範囲は自社が外部に頼りたい工程と一致しているか、担い手は専任か兼任か、期間は自社の推進計画に合うか、という3つの観点で比較することが重要です。

なお、料金体系は伴走する範囲によって変わることが多いので、各社に見積もりを取ったうえで、範囲と合わせて比較するのが確実です。

4つのポイントのうち、どれを優先するかは企業によって異なるため、自社の体制と、外部に頼りたい工程を先に整理してから各社の情報を検討すると、判断がしやすくなります。

SamuraiAXは、AX顧問とAXスペシャリストが業務の棚卸しから実装、定着までを担い、エンタープライズプランでは専任チームが伴走します。詳しくは、下記の公式サイトをご確認ください。

SamuraiAX 公式サイト

AXプラットフォームが求められている背景

情報処理推進機構(IPA)が、2026年7月に公表した「DX動向2026」調査のポイントによると、国内企業のAI導入は大企業を中心に広がり、多くの企業で効果が実感されている一方、期待通りや期待以上の効果を得ている企業の割合は限定的であることが課題とされています。

AIの利用用途や効果の内容も業務効率化・迅速化が中心で、企業価値の創出につながる展開は限られている、とIPAは指摘しており、AIを入れること自体は進んだものの、業務を変えるところまでは至っていない企業が多い、というのがIPAの見立てとなっています。

引用:IPA「プレス発表 国内企業のDX動向・AI活用動向のポイントを公表」(2026年7月16日)

このような状況に対して、2026年に入ってからベンダー各社が積極的に動き始めています。

例えば、本記事で事例として紹介したように、4月にNECが、AXの加速を掲げて100以上のAI機能を集約した「AI Platform Service」を発表しました。

また、8月にはデジタル支援会社のメンバーズが、AI導入におけるPoC止まりの解消を課題に挙げ、現場に入り込む当事者型の伴走を特徴とするAIサービス群「やりきるAX」の提供と、新組織「AX本部」の設立を発表しています。

さらに、9月にはコンサルティング会社のリグリットパートナーズが、AIエージェント統合プラットフォームのWorkatoと提携し、戦略策定から実装、定着までを一貫して担う体制を構築しました。

引用:日本電気株式会社「NEC、AI活用を支える100以上のサービス機能群を集約した「AI Platform Service」を提供開始」(2026年4月24日)、株式会社メンバーズ「現場部門起点で部門間・経営へとAXを促し、事業変革を実現するAIサービス群「やりきるAX」を提供開始。当事者型伴走で変革サイクルを継続駆動」(2026年8月4日)、株式会社Re-gritPartners「リグリットパートナーズがAIエージェントプラットフォーム「Workato」と提携、AXコンサルティングを強化」(2026年9月1日)

これら3社はSIer、デジタル支援会社、コンサルティング会社と異なりますが、いずれも「システム」か「伴走」の片方ではなく、両方をそろえる形をとっている点で共通しています。

このことから、AI導入の次の段階で必要なのがツールの追加ではなく、実行と伴走を一体で担う仕組みだと提供側が判断していることが分かります。

筆者はこの動きを、企業におけるAI活用のフェーズが「導入」から「定着」に移ったことの表れだと考えます。

ツールを入れるだけなら今は難しくありませんが、難しいのは、入れたAIを業務の中で動かし続け、成果が出るまで調整を重ねることです。そこを担う人と仕組みがセットになっていなければ、AI活用が効率化止まりで終わってしまう企業は今後も減らないでしょう。

つまり、AXプラットフォームを検討する際は、システムの機能だけでなく、定着までを誰がどう担うのかも重要になるのです。

まとめ

AXプラットフォームは、AIを業務のデータやシステムにつないで動かす「AI実行」、人の承認や記録を担う「統制」、戦略策定から定着までを担う「伴走」の3つをひとまとめにして提供するサービスです。

AI導入が業務効率化にとどまっている企業が多い現状で、次の段階に進むには、システムと人の両方を1つの提供元が担う形が必要になっています。

AXプラットフォームを選ぶ際は、本記事で解説した「提供物の形」「AI実行」「統制」「伴走」の4つを確認したうえで、自社が外部に頼りたい工程と一致しているかを見ることが判断のポイントになります。

株式会社Kivaが提供する「SamuraiAX(サムライ エーエックス)」は、企業がすでに使っているMicrosoft 365を土台に、Claude、Gemini、ChatGPTなどのAIモデルを連携させて業務をワークフロー化するAXプラットフォームです。

各処理に人の承認を挟み、監査ログと権限管理で実行の記録を残す統制機能を備え、AX顧問とAXスペシャリストが業務の棚卸しからロードマップ策定、実装、定着までを伴走します。大手企業のAXを、システムと人の両面から支援します。

もし貴社がAXプラットフォームの導入を検討されているのであれば、ぜひ下記の公式サイトからお問い合わせ・資料請求をご利用ください。

SamuraiAX 公式サイト